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当院の改善方法の細かな部分

難しい表現もあるかとは思いますが頑張って書いたので読んでみてください。

私は現代医学の弱点である
「筋肉」と「感覚(神経)」


にアプローチしています。
近年病院には様々な診療科があります。

大きい病院ほどどこに行ったらいいのかよくわからないくらい。
その中で大抵「痛み」は「整形外科」ですよね。
でも「筋肉科」ってありません。
神経内科はあっても「感覚科」ってありません。
それはこの二つの分野は現段階でも医学が最も苦手としているからです。
筋肉って何が医学的に難しいかというと
「機械で検査できない」
のです。


「切れた」以外はレントゲンやMRIには筋肉の悪さが映らないんです。
となると残りで医師で分かるのは「筋力」「筋短縮」です。
「筋力は弱いから鍛えなさい」
「筋短縮はストレッチしなさい」
これは皆さん良く知っていますし、やってますね。
結果は?、、、ご想像にお任せします。
これが医学が筋肉を苦手とする簡単な理由です。
次に
「筋緊張」
という言葉を聞いた事ありますか?
おそらく初耳の方の方が多いと思います。
これはおそらく理学療法士や作業療法士もしくはものすごくこの概念を勉強した人しか知らない概念です。
でも医学的な概念です。ちなみに医師はほとんど知りません。
もの凄くわかりやすくお伝えすると
「ご自分の意識ではコントロールできない筋肉の最低限の力の入り具合」
とご理解ください。
車で言うとアクセルを踏む前のエンジンのアイドリング状態に例えられます。


「筋力やコリとは違うの?」
「筋力」はご自分の意思でコントロールできます。「力を入れたり抜いたり」と。そして筋力強化によって強くもできます。車のアクセルはあなたの意思で調節できますよね。

筋緊張は「力を抜いた時の最低限の力の入り具合でご自分で調節できません」
「コリ」はそもそも医学的概念ではないので何とも言えませんが、「筋肉が硬い」というあくまでも
触った感触を指すように思います。
筋緊張はこの「ご自分でコントロールできない」ことが厄介な要素です。
実は痛みのある方は「この筋緊張の偏りがとても大きい」のです。

ではなぜこの筋緊張の偏りが大きくなるのか?

次の「感覚(神経)」の問題があります。
「筋肉は神経の働きで動く」という事はお分かりいただけるかと思います。
その筋肉は「あなたが見たり触ったりした感覚を元に」動いているはずです。
逆に感覚が入ってこないと身体(筋肉)はうまく動かせません。
あなたが目を閉じたら方向も分からずうまく体を使えなくなるのと一緒です。

痛みを慢性的に持っている方は

この感覚が鈍すぎて筋肉を適切に使えないのです。
この感覚が鈍くなる経緯は皆さんそれぞれですが
どのタイミング(感覚)でどのように身体を動かしてよいのか分からないので
姿勢が悪くなったり、脚を組みたくなったり、脚の力が弱くなるのは当然で
先ほどの言葉を使うと「筋緊張が高い状態で体を制御するしかなくなります」
車で言えばギア故障です。
アクセルを踏んでいないのにエンジンが高回転で頑張っています。
ですから
「寝ていてもうまく力が抜けない」

(画像はイメージです)
という現象が多くの方に見られます。
そこにさらに「地球の重力」と「時間(老い)」
は否応なくあなたにのしかかります。
うまく使えない体はどんどんエラーの連続となり
なかなか良くならない痛みが出てしまう
のです。

間違いなく言える事は
「あなたは正常のからだの使い方ができていない」
という事です。
こんな話は医師から聞く事がないというのは
私が行っている事は間違いなく現代医学の弱点を突いているからです。
筋緊張は「お身体を触って動かさないとわかりません」
感覚が鈍化しているかも「あなたに身体を動かしてもらわないとわかりません」
医師はやっていますか?
レントゲンの画像をみてパソコン眺めているだけでは絶対に分からない要素です。
この分からない事にお薬なんて開発される訳もありません。
だから整形外科では処方は結局「痛み止め」になるのでしょうね。
逆にこういう部分を扱っている私たちは「なんか怪しい」と半信半疑で見られるのはそのためなのかもしれません。