腰部脊柱管狭窄症による坐骨神経痛で5分の歩行にも支障をきたしてしまった60代女性
こんにちは。
「手術をしないで腰痛・坐骨神経痛・関節痛のお悩み解決」
富士見市みずほ台駅の整体院芳流 代表の降畑です。
いつもご愛顧頂き本当にありがとうございます。
今日は症例報告致します。
いつもご利用頂く方は富士見市、志木市、三芳町、ふじみ野市いわゆる近郊の方がやはり多いのですが
この方は千葉県柏市からいらして頂きました。
症状は右坐骨神経痛(お尻から踵にかけて)による間欠性破行です。整形外科での診断は腰部脊柱管狭窄症。
この方は年齢64歳で朝のウォーキングが日課です。
それは趣味のハイキング(主に低山)を楽しむ為の身体作りの意味もありました。
しかしながらこの方を突然の痛みが襲いました。いつも通り朝のウォーキングをしていましたが
5分程度歩いたところで「右脚が痛い」と感じるようになり、
その後どんどん痛みが増してきて一度休まないといられなくなりました。
朝なので周りの目も少なかったので近くにあったブロックで休むことにして少し休んでいたら痛みはおさまりました。
「なんだろう?」と思いながら歩きを再開しました。はじめは平気でしたがやはり5分くらいで痛みが強くなり、
そして立ち止まる事を繰り返すばかりでその日は早々に家に戻りました。
この方はすぐにインターネットで症状を調べたところ「間欠性破行(かんけつせいはこう)」だという事がわかりました。
でもたまたまという事もあるだろうと暫く様子を見ていましたがやっぱり何度歩いても症状は変わりませんでした。
そして駅までの徒歩移動(約10分)や買い物でも不便を感じるようになってしまい
「このままでは歩けなくなるかも」と思い、近くの整形外科に行きました。
整形外科ではレントゲンやMRIも撮りました。
その診断結果は「腰部脊柱管狭窄症」。
医師からはそこまで狭窄度合は強くないから痛み止めと血流を良くするお薬を処方され
「痛いならばなるべく歩かない方がいい」と言われて帰宅しました。
しかしその後約2ヶ月経過しましたが一向に症状は変わらず
「このままでは何も変わらない。ハイキングどころか日常生活にも支障を来たすばかりになってしまう」
と思いインターネットを検索していたところ当院を見つけて来院されました。
間欠性破行を呈する病態は神経性のものと血管性のものがあります。
血管性のものは閉塞性動脈硬化症が代表例で基礎疾患として糖尿病があるケースです。これは当院では対応できません。
一方で神経性のものはむしろ得意としています。
先ずは検査をして血管性のものでないか確認し、神経性もので当院で対応可能かみます。
当院では対応できないものは「できません」とはじめに伝えていますので。
この方はものの見事に当院で対応可能なタイプでしたのでお身体の状況を共有し、ご納得頂いた上で施術に入り
セルフケアの指導も行いました。
間欠性破行は当院では「約2ヶ月で約30分間は連続で歩けるようになる」事を目標にしています。
それは「無限に歩ける事が目的ではない」からです。
私は理学療法士。整体院という場においても私はリハビリテーションの目的を忘れる事は決してありません。
その最たる目的は「日常生活に支障を来たした状態を取り戻す事」。
30分間連続で歩けるようになると
基本的には「買い物、家事、駅までの移動、周囲の散歩」には支障を来たさなくなります。
ですから30分という目標を設定しています(それ以上はご本人のご希望次第)。
この方は1.5ヶ月でこの目標をクリアし、
その後ご本人のご希望(ハイキングの為)で1時間歩けるようになるまで2.5ヶ月でした。そして
「ここまで歩ければハイキングもまた行ける自信が持てます。」
と言ってもらえるまでになりました。何よりです!
当院では必ず初回の検査で状況を確認し、結果を客観的に共有し、ご納得いただく事を大切にしています。
病院での診断は「緊急に手術などの処置が必要」と言われなければ全く関係ありません。
薬で体は変わりません。薬で良くなれば薬に依存するお身体になるだけです。
逆に身体が変えられれば薬はいらないのです。
ご相談だけでも大歓迎です。
今日はこのあたりで。
では。