
腰部脊柱管狭窄症により旅行と買い物ができなくなってしまった70代女性
こんにちは。
痛みのリハビリ整体院芳流代表の降畑です。
「筋力強化しないリハビリ」と「施術」の相乗効果が好評頂きありがたいです。
今日は朝から暑く感じます。
半袖で過ごしてちょうどいいくらいです。
この半袖で過ごして丁度いいくらいが長く続くといいです。
さて今日も症例報告参ります。
今日は「腰部脊柱管狭窄症により旅行と買い物ができなくなってしまった70代女性」
です。
この方は数年前に旦那さんが亡くなり
お子さんは結婚されて家を出ているので
いわゆる「お一人様」を満喫していました。
最近の楽しみはお友達と行く旅行。
バスツアーが多いようですが、飛行機や新幹線でも行くこともあり月に2回は旅行を楽しんでいました。
またお料理もお好きでご自宅近くのスーパーで買い物をする事も一つの楽しみなんだそうです。
そんな中、ある時買い物中に右脚に痛みが走るようになりました。
以前から腰が時々痛くなる事もあり気にはしていましたが、数日すると落ち着いていたのでそこまで重大なものとは思っていませんでした。
しかし今回は1週間しても歩くと右脚が痛いという状況は変わらず、歩ける時間は長くても10分くらいになってしまいました。
来週の旅行はバスツアーでそんなに歩かないから行けそうだけど
今は買い物ができない。
まずスーパーに辿り着くまでに痛くなるし、更に店内をゆっくり見る余裕がない。。。
これはまずい。一度整形外科で診てもらおうと
行った整形外科では
「腰部脊柱管狭窄症ですのでとりあえず痛み止めだします。
痛い時は歩かない方がいいですね。なるべく前かがみか歩行器のようなものを使って歩いた方が良いです。
最悪どうしようもなくなったら手術を検討する事になるかもしれません」
との事。
すがる思いで痛み止め飲みましたし、整形外科で電気をかけるために通いましたが一向に良くなる気配はありません。
歩行器使って歩くのは少し楽だけど、今後も歩行器使うのは旅行に行きにくくなってしまいそう。。。。
そうこうしているうちに半年も経過して
「旅行は行けない、買い物は配送サービスを使う」しかなくなってしまいました。
歩くと痛くなるので歩く事を怖がるようになり、家にこもる日々を送るしかなくなってしまいました。
時々様子をみにくる娘さんはどんどん元気がなくなるお母さんの姿を見て他に何か手はないものかと
当院をインターネットで見つけ出して下さり、来院されました。
では実際のお身体をみていきましょう。
当院では「本来あるべき体の支え方が崩れてくることで痛みが出る」という考え方のもと
その「正しい支え方や動きを取り戻す機能回復(=リハビリ)」というアプローチによって改善を図っています。
実際「脊柱管狭窄症と言ってもそうなるまでに様々な背景があるので当院では限りなくお身体の特徴を細分化し、
その方なりの身体の崩れ方を捉えた上でピンポイントでアプローチしていきます。」
先ずは検査やカウンセリングにより身体の崩れを8つのパターンの中から細分化を行います。
パターンは
「腰椎圧迫骨折、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、仙腸関節障害、
筋筋膜性腰痛症、脊髄終糸症候群、梨状筋症候群、いわゆるギックリ腰」
があります。
これは論文そして書籍の情報だけでなく
これまでの関わった沢山の患者さんの過去のデータを解析し得られた当院独自のものです。
実際この方も一致するパターンがありました。
状況をご説明すると
「整形外科で脊柱管狭窄症と言われても
もっと身体をよく見ると分かることがまだまだあるんですね」
とご納得。そして同意を得た上で先ずは施術です。
施術の内容もパターンによりメニューが決まっています。
この方には股関節筋リラクゼーションと筋膜リリースとAKAとマッケンジー法の組み合わせです。
そして当院では施術は改善までの一手段であり、
「本来のあるべき支え方や動作を取り戻すためのリハビリ」ももちろん大事です。
リハビリというとどうしても「筋力つける」とか「施設で頑張るもの」と思われがちですが、
当院では「ご自宅で行っていただきながらうまく体を使えるようになっていただく」
事を最も大切にしていますので、しっかりその動きをお伝えします。
またいわゆる痛くて長く歩けない「間欠性跛行」の方は
効果をより感じて頂くために
「なるべく歩いていただき連続で30分歩けるようになることを目標としています」
そして約2ヶ月後
「30分は連続で歩ける自信が出てきました!これなら買い物や旅行に行けます!」
とのこと。
今は月に1度メンテナンスにいらして頂き、旅行のお土産をちょくちょく頂いています。
何よりです。
今日はこれまで。
では。