よくあるまちがい

  1. HOME
  2. あるある
  3. ギックリ腰あるある

ギックリ腰

ギックリ腰あるある

~ギックリ腰と動作~
「ギックリ腰は重いものを持った時にしか起こらない。私はただ屈んだ(かがんだ)だけで起きたからギックリ腰ではない?」

いえいえ
ギックリ腰はどうしても重いものを持った時になるというイメージを持っている方が多いですね。でも少し屈んだだけでもなることは十分あります。
最近多いのは「床のごみを拾おうとしたとき」「野菜室の野菜をとろうとしたとき」などちょっとしたことでも起こります。
~ギックリ腰と病院(救急車)~
「ギックリ腰になったら(救急車で)病院に行ったらすぐ改善できる?」


いえいえ
ギックリ腰は医学的には「急性腰痛症」と言われます。急性腰痛は「①腰椎圧迫骨折」「②腰椎椎間板ヘルニア」「③いわゆるギックリ腰」に大別されます。
①②が認められれば医療機関によっては入院できるかもしれません。しかし③が実はほとんど。この場合入院もできないと思います。
ちなみに入院できても基本は「状況が落ち着くまで安静」です。
当院では②③でしたら早期改善のお手伝いができます。③は施術後に改善できることも多いです。
~ギックリ腰の症状~
「突然腰に痛みが走った。いや腰だけじゃなくて脚も激痛。これはギックリ腰ではない?」

いえいえ
ギックリ腰は「腰だけ」の場合と「下肢にまで症状が出る」場合の2つパターンがあります。ちなみに腰椎圧迫骨折は腰だけ、腰椎椎間板ヘルニアの場合は下肢に症状が出ます。ですから下肢にも症状がある場合は椎間板ヘルニアかどうかの判別が重要です。
当院ではヘルニアかギックリ腰かを判別したうえで施術に入ります。
~ギックリ腰の対処法~
「ギックリ腰になってしまった!安静にするにはとにかく横向きで寝ているのが一番!」

いえいえ
ギックリ腰にも実は症状の強さやパターンがいろいろあります。
①仰向け(上向き)に寝られない(脚を伸ばすと激痛が走る)・まっすぐ立てない
②仰向けにはなれるけど寝返りがやたら痛い
③仰向けになれるけど完全に力が抜けない(抜こうとすると痛い)
④仰向けより横向きで寝た方が痛い
多いのはこのあたりでしょうか?
実はこのパターンによって安静時にとった方が良い姿勢も違います。

①の場合は横向きで寝ていた方がいいです。
しかし②~④では「痛みが強くならなければ」

うつ伏せ

がお勧めです。
意外にしない方が多いと思います。
しかし
「けっこうラク」なんてこともありますのでやってみてくださいね。
当院ではどのパターンのギックリ腰でも対応しています。
~ギックリ腰とコルセット~
「ギックリ腰になったらコルセット装着したほうが良い!」

これは判断が難しいところです。
ギックリ腰になったばかりでコルセットや腰ベルトを巻いて痛みが軽減するケースは少なからずあります。
ですので巻いてみてもいいかもしれません。しかし「巻いても痛みが変わらない」という場合ではそのまま巻いていることのメリットはありませんのでなんとなくつけるのであればつけない方がいいです。
また痛みが落ち着いた後も「不安だから」とつけておくことはお勧めしません。一般的には腹筋が落ちるからとか言われますが長く装着することはデメリットでしかありません。

痛みが落ち着いて2週間程度したら外しましょう。